精神科開放入院3日目

先週の月曜日から毎日泣いてばかりいる。もう3年くらい前から涙は枯れ果てて泣くこともできなくなっていたのに、今はちょっとしたことで涙が溢れてしまう。

 

ふと思ったが、精神科の医師、看護師、心理士にはいろいろな人がいる。患者の訴えを聞いた時に、はいそうですかと淡々と聞いていくタイプの人と、ああそれは本当につらいですねと沈痛な面持ちになる人と、普段は話を受け流しているけれどガチヤバ(今回の僕みたいに今すぐ死にますってなっている場合など)に遭遇すると一気に冷静になって介入してくる人がいる。

今回の主治医は、僕と初対面でインテーク診察をしている時に僕が唐突に泣き出したら、まったく雰囲気を変えずにただ「あ、これ使ってください」と言ってティッシュペーパーだけ出してそのまま面談を続けてきたので、その瞬間だけで結構なガチプロだと思った。

 

主治医は今の僕の酷い焦燥感をなんとかするためにもジプレキサ®を使いたいと提案してきたが、ジプレキサ®はめちゃくちゃ太るので嫌ですと拒否した。じゃあ定時薬にはしないけど頓服で出しておくから飲んでねと言われて、あまりにも死にたい衝動がつらいので飲んでみたら結構効いて、ちょっと悔しい。

 

『アイロニ』という曲の「惨めな気持ちなんか嫌というほど味わってきたし、とっくに悔しさなんてものは捨ててきたはずなのに」「欲しいものはいつも少し手には届かない」「そんな半端だとねなんか期待してしまうから、それならもういっそのことドン底まで突き落としてよ」に共感して泣いている。僕は今ドン底まで突き落とされているはずなのに、入院させられて保護されて生きてしまっている。

 

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