精神科救急入院10日目

指導教官からメールがあり、20日に予定されていた大きな実験に参加できなくなってしまった。診断書に1月中の加療・休養を要すると書いてあったので、1月中の実験の許可は下りないらしい。やれやれ、これで自分は用無しとなったわけだ。論文も書けないし実験もできない学生に存在価値など無い。

 

最近は朝10時頃から始まる作業療法に参加するのが日課となっている。何もしないで病室にいるよりマシ。作業療法といってもデイルームに10人くらい集まって、作業療法士の言う通りにストレッチをするだけなのだが。ストレッチをしている最中に焚いてくれるアロマの香りに癒される。ストレッチが終わった後にもらえるハーブティーもおいしい。なにより作業療法士は優しい。毎朝病室に来て「今日はストレッチをやるのでよかったら来てくださいね~」と笑顔で声をかけてくれる。

 

てかすごい暇。やること何一つ無い。暇の極みに尽きる。デイルームに行ってテレビでも見ればいいのかもしれないけど、デイルームには常時大声を出している知的障害者(3日目の日記参照)がいてうるさいし、第一昼の時間帯にやっているワイドショーはダイヤモンド・プリンセスでの感染症のニュースで同じことばかり繰り返しながら人々の不安を煽っているだけで見ていてイライラする。